大井川(静岡県島田市)に架かる全長897.4メートルの「蓬来橋」は、ギネスブックに「世界一長い木造歩道橋」として認定されている。この「蓬来橋」は、市街地と茶畑 が広がる牧之原台地を結ぶ橋として明治12年、茶園開墾のため農民らの出資で造られた。それ以来、台風や大雨で何度も流されたがその都度補修されてきている。通行できるのは歩行者と自転車のみであり、通行料(大人100円)である。そのため別名賃取り橋とも呼ばれている。現在、農家の人はほとんど通行しなくなったが、年間約10万人の観光客が訪れている。