奈良県吉野町には、地元吉野山の桜を守り、固有品種を育てようとしている吉野山保勝会がある。この吉野山保勝会が2月26日に、山から集めたサクランボの種、約1000粒をプランターに植える作業を行った。一般的な苗木から育成ではなく、種からの育成を提案したのは、樹勢衰退の原因を調べている「吉野山サクラ調査チーム」だ。この提案を受けて、会のメンバーはシロヤマザクラの実を集め、種を取り出し冷蔵保存していた。5月中旬にも、育ちの良いものから山に植え直すことにしている。