2月25日、コアラの餌となるユーカリを栽培している和歌山県日高川町と天王寺動物園が友好提携を結んだ。交流が始まったのは昭和62年のことだ。きっかけは天王寺動物園がユーカリの栽培を日高川町に委託したことで、今では日高川町の約5ヘクタールで約1万本を育てている。今回の友好提携は日高川町側からの持ちかけで実現し、両者は記念式典で木板で作られた合意書に調印した。今後は町側がユーカリを贈るだけでなく、園側からもゾウのふんで作った肥料を贈るなどして、より交流を深めていくそうだ。