国宝の東大寺法華堂では、国宝である日光・月光両菩薩像をはじめ16体の仏像を載せている鎌倉時代に作られた須弥壇を初めて本格的に解体、修理する。工事は5月から3年をかけて行われ、同時に仏像も順次に修理すると発表した。なお、16体のうち両菩薩像を含む4体は新設の「東大寺総合文化センター」に移されるため、16体そろっての公開は5月を17日で最後となる。須弥壇の床は湿気でゆがみ、土台部分は白アリの被害を受けているため、現在はジャッキで床を支える一時的な処置を施しながら展示を行っている。