大阪中央環状線に沿って東大阪市内に府が確保しているモノレール計画用地で、延長約800メートルの憩いの森をつくる活動に地元の中小企業経営者や宗教法人などのグループが乗り出した。中環沿線を緑化する府の「中環の森」計画の一環である。11月28日には、このうち約50メートル区間で先行的に約1500本の苗木を植樹し、民間の手による森づくりが本格的にスタートするのである。「命の輝き共生の森」と名付けられ、対象地は、中環と近畿自動車道に挟まれた東大阪市意岐部東―瓜生堂間である。現在も中環の森としての植樹されているが、この計画によって森をグレードアップとなる。当面は2年間をめどに、シイやカシ、タブノキなどの樹木を植えたり、水田、ビオトープを設けたりし、将来的には、府内に花を供給する〝花工場〟の性格を有する花壇や遊歩道、どんぐりの森、鎮守の森、昆虫の森、あずまやなどを設け「日本一長い自然の博物館」を目指すとしているのである。森の整備資金は会費や企業の協賛金、寄付などでまかなう。