関西電力と環境総合テクノス(子会社で環境関連研究などを手掛けている)、松本微生物研究所の3社は25日、樹勢回復資材「エコバイオティクス根健」を開発、26日から販売を開始すると発表した。資材中に含まれる土壌微生物「菌根菌」の働きで、植物の生育を促進する効果があるという。松本微生物研究所が樹木医や造園業者向けなどに商品を販売、初年度売り上げ目標は約1億円である。菌根菌は植物の根に共生する土壌微生物であり、土壌中で集めた養分を、共生した植物の根に与えるので植物の養水分吸収性や耐乾燥性を高めるという。商品開発にあたっては数千種の菌株を収集し、分離培養などを繰り返して、商品化に最適な菌株を選択。価格はクロマツ用とサクラ用(いずれも10リットル入り)が15,000円である。