大阪府河内長野市内の森林保全などを行っている市民団体「河内長野森林ボランティア・トモロス」が、林業家の高齢化などで放置された森林の手入れをして、土砂崩れなどから景観を守る取り組みを行っている。「河内長野森林ボランティア・トモロス」は安価な外国産木材の流通や高齢化などで放置された森林を保護するために、平成18年に設立された。メンバーは、河内長野市で17年度に開かれた森林ボランティア要請講座の受講生が中心である。今回、参加者を募集している養成講座は、人工林での下草刈りや間伐、竹の伐採、竹炭焼きの実習などを行うという。毎回約30人が参加するうち10~20人が入会している。この活動の魅力は森林浴の心地良さや、整備作業で真っ暗だった人工林を明るくすることなどから、大きな達成感が感じられることという。