穀物ではなく、ユーカリの木を原料としたバイオマス燃料が開発された。岩谷産業と産業技術総合研究所との共同開発である。合成による二酸化炭素の吸収量と、焼却による排出量が相殺されるため、大気中の二酸化炭素の増減はない。また、成分に硫黄をふくまないすため、燃焼させても黒煙、粒子状物質を発生することがないクリーンさがある。このクリーンさと二酸化炭素抑制の両面を備えたシンエルネギーである。生産コストなどの課題はあるが、将来的に自動車燃料の応用、家庭用LPガスと混焼させる利用法などが考えられている。