東京都奥多摩町は、東京都の4割の森が集中し、スギやヒノキ、ミズナラが広がっている。2008年、秩父多摩甲斐国立公園の一部の2482ヘクタールが森林浴効果が科学的に認められた「森林セラピー基地」に認定され、今年4月26日に現地で、それを記念したイベントが開催された。町民と東京や埼玉など都市部の住民、約50人が参加した。そもそも森林セラピーとは「科学的証拠に裏付けられた森林浴効果」を意味している。東京都千代田区にある、NPO「森林セラピーソサエティ」が公募し、専門家が森林浴効果を現地調査行う。これまでに認定されたセラピー基地やセラピーロードは、全国で38ヵ所を数える。森林浴の効果は、五感が刺激されることで起こり、森林浴によってストレスが軽減し、免疫細胞の1つ「NK細胞」の働きが高まるのである。