約4万房ものフジを育てたことで「平成の花咲かじいさん」と呼ばれた人がいた。梶本さんは小学校校長時代より自宅でフジを育て始めた。2001年春からは「ぶじまつり」をはじめ、泉南の風物詩となり約3万人の人が訪れるようになった。しかし、昨年12月30日に肺がんで亡くなった。引き継いだのは「富士保存会」。代表の森広さんら約50人の会員が手分けをして大切にフジを管理してきた。今月の上旬には花が開き始めた。例年よりも鮮やかな色付きで、豊かなな香りが漂う。人の命を超えて100年、200年と生き続けるフジを守ってほしい」との梶本先生の教えに応えられたと森広さんは語る。一般公開は29日まで。午後9時~午後9時。満開となる見頃は22日頃の見通しになるという。