沖縄県の西表島(竹富町)に広がる国内最大のマングローブ林で大陸からの漂着ごみの影響などにより枯死が相次いでいる。西表島のマングローブは国内最多の7種あり、林には湿地植物やカニ貝類など特有の生態系が広がっているが、10年ほど前からペットボトルや漁具類などの漂着ごみが増え、海岸付近の木は根にゴミが絡みつくなどして弱り枯死し、結果として海岸の後退も招いている。専門家は、分解されないゴミが堆積したマングローブ林の現状は、深刻で一刻も早い対策が必要と話す。