神戸市兵庫区の市立東山小学校では、阪神大震災で児童3名が犠牲となった。亡くなった兄弟の両親よって子どもたちが通っていた証にと学校に寄贈した「モクレン」が今年も花をつけている。この木は「てんちの木」と名付けられ毎年1月17日が近づくと全児童が木の根に土をかけて冥福を祈り、震災を象徴する木になっている。しかし、2年ほど前に学校の統廃合が決まり、住民や卒業生から保存を求める声が上がり、新たな学校が建設される現在の場所に保存が決定した。子どもたちにモクレンはこれからも震災を伝え続けることである。