兵庫県姫路市飯田の発掘現場から弥生時代末期から古墳時代初めの竪穴式住居跡で四方から囲ったと想像できる板壁の焼き跡が発見された。この板壁の形跡が発見されたのは、全国初である。14棟の柱建物1棟の床部分に、カシなどの板が焼けた炭が広がっていた。そのほかに直径3-7センチの杭穴が7か所見つかった。縦1.2メートル、横10センチ程度の板を縦に何枚も立てて壁を作り、杭で固定していたと思われる。