岸和田型だんじりは重さ約4トン。国産ケヤキの原木丸太で約12トンが必要となる。使用される木材は樹齢300~400年のケヤキ。関東地方で調達することが多いのだが、マツクイムシなどの被害で調達は難しい。「前梃子(まえでこ)」というだんじりを回転させるための道具のヒノキの入手はすでに困難になりつつある。「このままでは国産の木材不足で、だんじりを守ることができない」と「泉州だんじりの森プロジェクト」が立ち上げる準備が進められているる。具体的にケヤキやアカマツなどの植樹によって、里山の森を育てるなどのアイデアが出ており、プロジェクトの概要がまとめられつつある。準備委員会議では、方針や組織体系について協議。ガラス張りの運営を目指すことで大筋合意。成功を祈念し、赤松の苗木を植樹した。