今、ゴリラの生息地が脅かされている。その原因の1つとして中央アフリカの熱帯雨林が開発で伐採されていることが挙げられる。さらに、それに拍車をかけたのが、各地の内戦である。内戦による難民が、保護地の国立公園に押し寄せた。そして、内戦が長引くことで生活が苦しくなった人々が、現金収入を求めて野生動物の肉の取引に関わるようになった。木材を搬出する道路ができたおかげで、都市に肉を運びやすくなったという背景がある。もう1つの問題として資源が原因となっている問題もあるが、いずれにせよ厳しい環境が、野生のゴリラを取り巻いている。