秋が深まり、親子で自然に親しむにはいい頃だ。そこで、様々な自然体験プログラムを提案しているNPO法人の「ウィズネイチャー」では、どんぐりを集めたり、枯れ葉を使っての遊びを行っている。例えば、クヌギやコナラなどの木の実を集めて、それぞれの違いを見つけたり、小枝を差し込んでコマにして、どんな形のドングリがよく回るかを競い合ってみる。ほかにも、携帯電話の写真撮影機能を利用して「探偵ゲーム」というのもある。出題者は気に入った木を選び、その落ち葉や実を集め、木肌やうろなどを撮影する。探偵役はそれらのヒントから特徴を確認しながら木を探し出すというゲームがある。また、「子ども情報研究センター」の森山康浩理事長は、「五感を働かせることは、コミュニケーション能力を高め、人間も自然の一部だという認識を育てる。自然の中で子どもに多くのことを体験させてほしい」と話している。