三重県伊勢市の伊勢神宮の内宮に入る新しい宇治橋が完成し10月27日、報道陣に公開された。平成25年の第62回式年遷宮に向け、宇治橋は平成20年7月から架け替え工事が行われていた。この宇治橋は、長さ101.8m、幅8.42m。橋脚39本に、約600枚のヒノキの敷板(長さ4.2m、幅36cm、厚さ15cm)が使われ、五十鈴川を眼下にゆるやかなアーチを描いている。式年遷宮は、20年に1度、神殿や神宝、装束などを新しく作り替え、ご神体を移す事である。渡始式が平成22年3月にあり、地元から選ばれた渡女(わたりめ)と呼ばれるお年寄りの女性や、その子供の夫婦ら3世代が後に続いて橋を渡るのである。