平城遷都1300年に合わせて、文化庁が平城宮跡で復元中の「第一次大極殿正殿」の覆い屋がとりはずされ、母屋造りが姿を見せた。東西44メートル、南北22メートル、高さ27メートルで使った瓦は約93000枚である。柱や梁に国産のヒノキ、土壁しあげで古代の方法を忠実に再現している。土台にあたる基壇は鉄筋コンクリート造り、免震装置を施している。