国宝で知られる奈良市の唐招提寺金堂で国宝の仏像が安置されている堂内を構成する部材など計1284点が当初材で全体の94%であることが奈良県文化財保存事務所の調査で判明した。平成の大修理の解体修理に際して年輪年代法や目視によってヒノキなどの各部材を調査した結果である。また、唐招提寺金堂は今回の修理で構造補強材がくわえられるなどして元通りに復元された。