高さ70メートル、20階建ての木造高層ビルの建設計画が、オーストリアの建設会社「ロームベルク・バウ」によってすすめられている。これは同国の工科大学と共同考案され、事前加工した木材を使うプレハブ工法によって工期を大幅に縮め、軽さと耐久性を両立できるという。鉄鋼など建材価格高騰の中、価格が安定した木材に注目したのである。1-2階部分は鉄筋建築であるが、上階の本体構造にむ木材を使用する。また、現在ロシアや南米ガイアナに高さ40メートルを超す住宅や教会があり、ノルウェーでも16-17階建ての木造ビルが計画されている。