奈良市の平城宮跡の「東方官が地区(奈良時代の役所跡)」から数万点にもなる大量の木簡が見つかった。この数は過去最多となることが、奈良文化財研究所の調査で明らかとなった。今までは1966年に出土された約13000点であったが、この数を大幅に上回わり、すべての木簡を洗い読み終えるには数年かかるという。この木簡は、同研究所が昨春に周辺を発掘した際に発見された。捨てられていた穴は、東西約10メートル、南北約7メートル、深さ最大約1メートルという宮内最大級のゴミ捨て穴である。