奈良教育大学の発表によると、光明皇后が建立した新薬師寺の金堂とみられる建物跡が出土した同学構内で、奈良時代に立てられたとみられる掘っ立て柱2本が見つかった。柱は珍しい八角形であり、周辺にあったと推測される溝や池に立てられた橋脚とも考えられるということである。柱の材質はひのき、直径30センチ、2本の柱の間は約3メートルである。東側の柱は約80センチ、西側の柱は20センチで、八角に面取りし、加工痕が残っている。