中国西南部、雲南省西双版納タイ族自治州の少数民族が多く住んでいるところに茶の木の王様と呼ばれるパータア野生茶王樹は海抜2千メートル近い山奥にひっそり立っている。この木はミャンマー国境まで約30キロメートルのモンハイ県の通称、巴達山にある。根元から4本の幹に分れ、高さ約20メートルである。樹齢1700年以上とわれ、自生の茶樹では最も古い。1990年代後半から保護されている。