100年後のだんじり祭のため、消耗品である「コマ」(車輪)の材料の国産0マツの減少をきっかけとして、だんじりに使用されるいろいろな木材を植樹する取組み「泉州だんじりの森プロジェクト」が始まった。2008年12月初めに準備委員会の設立総会を開き、泉佐野市公園緑化協会と共催して「泉州だんじりの森@コスモ山植樹祭」を開催した。泉州地方のだんじりは総数275台あり、年間約1600個のコマが使用される。約4トンのだんじりを支えるコマは損傷が激しい。直径約60センチ、幅約30センチのコマの材料としては、粘りがあり強く割れにくいアカマツが使用されてきたが、松くい虫被害などもあって国産材が減少となり、合板材のコマも開発されているが危機的な状況であるという。今回の植林には約100人が参加し、松1000本、ケヤキ200本、ヒノキ100本を植樹した。