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- ID:
- 37624
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0216
- 見出し:
- 被爆樹木を一斉に樹勢診断
- 新聞名:
- 長崎新聞
- 元URL:
- http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/02/16090959050377.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 長崎市は15日、原爆の熱線や爆風に耐えた市内19カ所の被爆樹木について、2017年度に一斉に樹勢診断をすると明らかにした。坂本2丁目の山王神社の被爆クスノキなどが対象で、一斉診断は初めて
市被爆継承課によると、被爆遺構に関する取り扱い基準のうち、樹木は最重要のAランクに13カ所、Bランクに7カ所が入っている。これまでは新芽が出ないなどの異変があった場合、所有者らから連絡を受け個別に治療してきた
そうした中、昨年7月に市立城山小のカラスザンショウ(Aランク)の枯死が確認された。早い段階で異変を把握できなかった反省から、市はカラスザンショウ以外の19カ所について樹木医に現在の状況を診てもらうことにし、17年度一般会計当初予算案で、原爆資料などの保存整備活動費(約350万円)の一部に予算を盛り込んだ
市の担当者は「被爆から72年を迎え、樹木もかなり老いている。被爆の惨状を伝える存在として保存維持するため、現状を確認したい」としている
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