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- ID:
- 37014
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1206
- 見出し:
- 「尾鷲ヒノキ林業」を現地調査 農業遺産の2次審査
- 新聞名:
- 伊勢新聞
- 元URL:
- http://www.isenp.co.jp/news/20161206/news01.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 【尾鷲・北牟婁郡】農林水産省が本年度創設した「日本農業遺産」と国連機関が認定する「世界農業遺産」の一次審査に「尾鷲ヒノキ林業」が通過し、世界農業遺産等専門家会議委員らが五日、尾鷲市と紀北町へ現地調査に訪れた
日本農業遺産は地域の伝統的な農業を評価し、観光誘致や地域活性化などにつなげることを目的とし新設された
現在、尾鷲ヒノキ林業の審査は日本農業遺産と世界農業遺産ともに二次審査の段階で、来年三月までに農水省内の専門家会議で審議される。二次審査に通過すると、日本農業遺産に認定される。また、世界農業遺産の認定をする国連食糧農業機関(FAO)へ申請される
尾鷲市や紀北町、地元の森林組合などでつくる「尾鷲林政推進協議会」(会長・尾上壽一紀北町長)が今年九月に尾鷲ヒノキの更なるブランド力向上を目指し、申請した
この日は農水省の職員や京都大学大学院農学研究科の栗山浩一教授らが尾鷲木材市場や県立古道センターなどを視察。紀北町の世界遺産「馬越峠」では町観光協会の西尾寛明さんが石畳や景観などを説明した
世界農業遺産は伝統的な農法や文化など世界的に重要な農業システムを認定している。日本農業遺産の認定基準は世界農業遺産に準用し、特産品の加工や販売など「六次産業化」の推進に取り組んでいることなどが条件となる
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