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- ID:
- 36976
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1130
- 見出し:
- 地元材で世界一の音色を ピアノの森で育樹祭 遠軽
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元URL:
- http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0343543.html
- 写真:
- なし
- 記事
- ピアノの原料となるアカエゾマツを育てて地域活性化につなげようと、オホーツク総合振興局、大手楽器メーカー・ヤマハの子会社「北見木材」(町丸瀬布元町)、町の3者が設置したピアノの森(町丸瀬布上丸)で25日、育樹祭が開かれ、官民の関係者約50人が枝打ち作業に汗を流した
アカエゾマツはピアノの響板などに利用。かつて使われた町内産の天然林が減少し、今では原料となる木材の大半を輸入している
町など3者は今年3月、年輪幅が3ミリ以下で節のないアカエゾマツの板材を確保し、高級ピアノの製作を通して地域振興を図ろうと協定を締結。丸瀬布大平と丸瀬布上丸の町有林計約11ヘクタールをピアノの森として、育成などに取り組んでいる
町丸瀬布総合支所前で行われた開会式で、佐々木修一町長は「遠軽産の木材で世界一のピアノを作るという大きな夢の第一歩にしたい」とあいさつした
引き続き、丸瀬布上丸の町有林で枝打ちを実施。1994年の植樹から枝打ちをするのは初めてで、参加者は高さ約10メートル、直径約15センチに成長した木の幹を傷つけないように注意しながら、枝を次々と落としていった。関係者によると、ピアノの原料にするには、まだ50年以上は必要だという
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