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- ID:
- 34781
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0205
- 見出し:
- 花見の名所に桜なし 直方中央公園
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20160205-OYS1T50050.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 直方市頓野の直方中央公園で、桜の木が伐採されている。公園の改修に伴い、園内のソメイヨシノ87本のうち、約30本が既に撤去され、残る木も4月頃には全て伐採される予定。公園は花見の名所として人気を集めてきたが、今シーズンの花見はできない
桜は園内の広場や通路沿いに植えられている。花見シーズンには例年、市が桜並木にちょうちんを飾り、夜桜も楽しめた。今春、残っている木が花を咲かせても、工事のため園内に立ち入ることはできない
市都市計画課によると、公園は広さ約3・6ヘクタールで、1978年に完成した。併設していた市民プールが2007年8月に営業を終えて閉鎖。老朽化した遊具だけが残り、公園の利用者が減少していた。このため、市は改修を決め、地元住民らと協議して計画をまとめた
桜の木を巡っては、移植を求める声もあったが、いずれも樹齢30年を超え、斜面に立つ木の植え替えは技術的に難しいため断念。改修後、園内に設ける散策路の周りに新たに植えることになった
供用開始は19年4月を目指している。同課は「公園が花見の名所として市民に親しまれており、伐採は苦渋の決断だった。これから数十年かかるが、新しい公園を桜の名所に育てていきたい」と説明している
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