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- ID:
- 44517
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0410
- 見出し:
- 日本最古のオリーブ“延命”へ 樹木医、ひこばえを幹に「寄せ接ぎ」
BIGLOBEニュース
- 新聞名:
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- 元URL:
- https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0406/kob_190406_6271906869.html
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- 日本最古とされる神戸・湊川神社のオリーブの木の樹勢を回復させようと、ひこばえを幹につぎ合わせる「寄せ接ぎ」が行われた
同神社のオリーブに関する資料は見つかっていないが、1879(明治12)年に神戸・北野に設けられた国営の「神戸阿利襪園」に由来するとみられる。2004年に台風で片方の主枝が折れ、16年にはオリーブアナアキゾウムシの被害に遭うなど一時は枯死も危ぶまれたが、薬剤治療や金属製の支柱による補強で復活を果たした
ただ、虫害で根元に空洞ができているため、養水分を吸い上げる“バイパス”として、寄せ接ぎをすることにした。木のバランスを取るのも狙い。折れた主枝の代わりになるよう、樹木医らが4人がかりで慎重にひこばえを曲げ、樹皮をはいで幹に密着させた箇所をねじで固定していった
オリーブの研究と普及に取り組む中西テツ・神戸大名誉教授は「4、5年してうまく接着してくれれば、長生きできるはず」と期待している
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