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- ID:
- 41683
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0601
- 見出し:
- 馬搬、馬耕の技に感嘆 農耕馬の活用実践 高知県四万十市
- 新聞名:
- 高知新聞
- 元URL:
- https://www.kochinews.co.jp/article/187470/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 農耕馬を活用して木材を搬出する「馬搬」や畑を耕す「馬耕」を実践するワークショップが29日、高知県四万十市大用で開かれ、参加者らが体験を通じて馬との関わりを学んだ
リヤカー馬車に乗せてもらい笑顔の児童らリヤカー馬車に乗せてもらい笑顔の児童ら 自然豊かな暮らしを求めて6年前に大用へ移住し、田畑の耕作やカフェ運営などをしている鈴木健一さん(41)が昨年末、農耕馬を入手。メールなどで指導を受けてきた一般社団法人「馬搬振興会」(岩手県遠野市)の岩間敬代表理事(40)を招いての実演を企画した
岩間さんは遠野から連れてきた馬の手綱を引き、県内外から集まった林業家ら15人とともに山中へ。斜面に分け入って木材を運ばせ、「道がないように見えても馬はまたげるので段差も平気。3回搬出すれば道はできる」などと説明。参加者は熱心にメモを取り、作業の様子を写真に収めていた
近くの畑で行われた馬耕では、すきを押さえて馬に続く人間の側にコツが必要。苦戦する人もいたが、「慣れれば耕運機より速い」と励まされ挑戦した
鈴木さんは「技術はともかく、人馬一体の関係が基本だと思った」と初の現場で学びがいがあった様子。岩間さんは「田舎が好きで土地を活用したい人たちが、馬を使えるようになってくれたら」とエールを送った
また、一行は大用小学校の全校児童34人にリヤカー馬車の乗車体験をプレゼント。児童らは「馬はゆっくりでおとなしく楽しかった」と大喜びしていた
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