v10.0
- ID:
- 25394
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0928
- 見出し:
- 動植物の分布DBを開発
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120928/CK2012092802000037.html
- 写真・動画など:
- 【図・表 】
- 記事内容
- 県内の森林の広がり具合や、保護したい動植物がどこで繁殖できるかなどを調べることができるデータベース(DB)を、ゼネコン大手の清水建設(東京)と中部大(春日井市)の南基泰教授(47)が共同で開発した。
区画整理などの開発予定地の住所を入力するだけで周辺の自然環境が分かり、生態系や生物多様性を考慮した事業計画が立てられる。
清水建設が県内全域を対象に、衛星で緑がどの程度まとまって存在しているかや、森林に生えている木の種類などを調査。応用生物学が専門の南教授との共同調査では、アカネズミやシジュウカラ、植物のハルリンドウなどを「樹林」「草地」「水辺・湿地」の区分ごとに分布状況を調べ、該当地域の乾湿
度や日照量なども考慮して繁殖しやすさを地図に色付けして表した。
データベースの特徴を説明する清水建設の横田樹広さん=春日井市松本町の中部大で
南教授は「このDBを活用することで、どこにどんな生物がいるかなど森林の質が分かるので、開発事業の早い段階で環境への配慮ができる」と意義を話している。
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