v10.0
- ID:
- 餓に直面しているわけではないことも示していると指摘している。
25390
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0928
- 見出し:
- ビワの木オーナー募集 長崎南商工会
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120927-OYT8T01543.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 長崎市の長崎南商工会は、農家の高齢化で放置されているビワの木のオーナーを募集している。下草刈りや施肥など手軽な作業は農家に任せ、枝切りや収穫などをこなせば、すべての実がもらえる仕組み。商工会は、栽培放棄地の解消などを期待している。
同市などによると、市内には2005年に753のビワ農家があったが、高齢化や後継者不足のため、10年には644まで減少。栽培面積も1999年の564ヘクタールから昨年は509ヘクタールまで減った。
斜面が多い畑で、大量の実を傷つけずに収穫する作業が農家の負担になり、栽培放棄につながっていたことから、商工会はオーナー制度を発案。木が放置されていた期間が短く、車で通いやすい宮崎町と以下宿町の畑を対象に、2010年秋に募集を始めた。
年会費は1本につき1万5000円で、うち1万2000円が農家の収入になる。オーナーは枝切り(6~9月頃)やつぼみ摘み(11月)、摘果と実の袋かけ(2~3月)を行い、5月下旬~6月上旬には1本あたり約15キロの実が収穫できる。木にはオーナーの名札がかけられ、商工会からはメールで木の様子
などが定期的に報告される。
昨年は38本の木のオーナーが決まり、今年も27日までに32本分の応募があった。23日には枝切りの作業があり、参加した長崎市晴海台町の北平多栄子さん(60)は「成長する木を見るのが楽しみ。自然の中で、日常を忘れて作業に没頭できるのも魅力」と笑顔を見せた。
申し込みは、事務局のホームページ(http://www.Shokokai‐nagasaki.Or.Jp/nagasakiminami/biwa/)かファクス(095・893・2425)、電話(080・2733・1237)で受け付けている。
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