v10.0
- ID:
-
25271
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0914
- 見出し:
- かつての農機具、ミニチュア模型で紹介−−17日まで・直方で
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/feature/news/20120913ddlk40040424000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- かつて農家で使われていた農機具を、手作りのミニチュア模型で紹介する展示会が、直方市新町の直方歳時館で開かれている。訪れた人は精巧に作り込まれた約150点を懐かしそうに眺めている。観覧無料。17日まで。
行橋市南泉の村上寿広さん(74)が98年から作り続けているもので、唐箕(とうみ)や脱穀機など、機械化が進む前に稲作農家が使った木製の機具が並ぶ。実物を観察したり、自身の記憶を頼りに設計。大きなもので高さ約20センチだが、本来の機能通りに動くのがこだわりだ。
材料には主に「硬くて丈夫なうえ、ツヤが出る」とサクラ材を使っている。台風で倒れた親戚方のサクラの木を、それまで手入れしてきた村上さんが引き取った。農機具以外にも、わらぶきの古民家や五右衛門風呂などもあって郷愁を誘う。
村上さんは「牛や馬の力を借り、知恵を使って作業をしていた当時のことを知ってほしい」と話す。午前9時〜午後5時。問い合わせは歳時館0949・25・2008。
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