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- ID:
- 25136
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0831
- 見出し:
- 木の枝から作った鉛筆「ネイチャーペンシル」が早くも好調
- 新聞名:
- 日経トレンディ
- 元URL:
- http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120829/1042732/?top_new&rt=nocnt
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 鉛筆の木軸を加工する場合、規格サイズに満たない端材は使用されず廃材となったり、整形のために削られたりする。近年は環境に配慮し、端材同士をつなぎ合わせて鉛筆軸を作ることで、天然木を無駄なく使っている製品もある。その究極の形といえる、自然の木の枝をそのまま鉛筆にした「ネイチャーペン
シル」が早くも好調だ。十一(兵庫県川西市)のインテリア・雑貨の通販サイト「アントデザインストア」で8月23日に発売されたばかりだが、「通常の新商品に比べ3倍ほどの売り上げ」(同社)を記録。リアルショップからの引き合いもあり、今後は販路を拡大する可能性もあるという。
この製品は同社のスタッフが米国の雑貨ショップで発見したもの。落ちている木の枝をそのまま使うのでエコであること、1本ごとに形が違うことがユニークなことから「鉛筆としては安くないが、売れる」と直感。輸入販売を開始した。タイで製造しており、1本ずつ手作業で中をくり抜いて鉛筆の芯を入れているため、
継ぎ目などがなく木の枝そのままの形。普通の鉛筆と違ってまっすぐではないため、逆にグリップ感がよくしっかりと手になじむ。また一見すると枝そのものなので、インテリアグッズとしても人気だという。
太さは一般の鉛筆よりも少し太め。鉛筆削り器には入らないため、手で削らなければならない。また表記サイズは「長さ約9.0cm
直径約0.8cm」とあるが、自然素材なのであくまでもひとつの目安。サイズにはばらつきがあり、表面の状態も一つひとつ異なる。傷や欠け、木の皮にはがれがある場合もあるが、「それも木の表情と考え、なめらかな加工などはしていない」という。
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