v10.0
- ID:
-
23173
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0114
- 見出し:
- 「せんぐう館」姿現す 三重・伊勢神宮外宮
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元URL:
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/120116/mie12011602070000-n1.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 休憩舎も設置、4月7日開館
正殿や社殿を造り替え神座を遷す平成25年の式年遷宮に合わせ伊勢市の伊勢神宮外宮で建設が進められている博物館「せんぐう館」の外観が姿を現した。水鳥が舞う勾玉池を一望できるガラス張りの建築が印象的で、約100人が収容できる休憩舎も備え3月中にも完成し4月7日に開館する。
せんぐう館は20年に1度の式年遷宮に携わる職人らの技術や伝統を未来へ継承し、外宮に多くの人に足を運んでもらおうと総工費25億円をかけ昨年3月に着工。栗生総合計画事務所(東京都)が設計を担当し、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り地上下1階で大きさは延べ約2440平方メートル。
神明造が特徴の外宮正殿原寸大模型や太刀や馬具、楽器など神宝の製作過程を匠の技と合わせて紹介する資料館、木製ベンチが設置された休憩舎はいずれも開放的なガラス張りになっており、勾玉池や神域の木々、季節の花々を愛でることができる。池に浮かぶ奉納舞台(9・5メートル四方)は全
面改築され、雅楽や狂言などの伝統芸能が披露される。
資料館では学芸員が観賞のポイントを分かりやすく紹介するほか、神道や神宮、祭祀について神宮職員や職人たちを講師に年間60~70回の講座を開催する。館内は小中学生にも興味がわくようシアターや情報検索コーナーなども充実させている。
学芸員の深田一郎さんは「内宮だけでなく本来は伊勢の玄関口である外宮にもっと大勢の人に来てもらい、日本のよさを再認識してほしい。さらに伊勢に1泊してゆったりと過ごしてもらえれば活性化につながるはず」と期待している。せんぐう館前には観光バス専用の駐車場も設置。無料で20台が駐車できる
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