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- ID:
- 24149
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0425
- 見出し:
- 魚の「焦がし絵」を制作・販売
- 新聞名:
- 長崎新聞
- 元URL:
- http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120424/09.shtml
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
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焦がす作業を繰り返してクエの絵を仕上げる兼子専務=長崎市、兼子漁具
「海の生き物に興味を持ってもらいたい」-。兼子漁具(長崎市京泊2丁目)の兼子真実専務(51)は、魚の「焦がし絵」を制作・販売して大好きな海を市民らにPRしている。
焦がし絵は、マイペンと呼ばれる焼きごてを使って、板に絵や模様を描く技法。2年前から趣味で始め、これまでに間伐材や廃材などにアラカブ、イシダイなど約40点を手掛けた。
来店客が釣った魚など本県近海に生息する魚介類がモデル。お気に入りは佐世保市の九十九島水族館(海きらら)で飼育されているクエで、ひれの形や泳ぐ姿をリアルに表現するため、「何度も足を運んだ」。
作品は、はがきサイズから幅1メートルを超える大作まで。完成品は店頭に飾り、はがきサイズ程度の作品は1枚1050円で販売。売上金は地元漁協に寄付し、藻場育成、稚魚放流などに役立てられている。
5月3日は午前10時から約2時間、店内で「焦がし絵親子教室」を初めて開催する。定員は親子15組30人(先着順)で参加無料。はがきサイズの板にハコフグなどを描く。
「参加した子どもたちが魚を好きになって、たくさん食べてくれるようになればうれしい。木の焼ける香りにも癒やされます」と兼子専務。問い合わせは同社(電095・850・5678)。
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