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- ID:
- 23949
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0404
- 見出し:
- 新事業推進へ一般社団発足 上勝
- 新聞名:
- 徳島新聞
- 元URL:
- http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/04/2012_133341527777.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 「無駄ゼロの町」を目指して新たな地域づくり事業を進める上勝町で、事業の中心となる一般社団法人・地職住推進機構が発足した。今後は町から独立し、宅配・回収システム構築と再生可能エネルギー活用に取り組む。2012年度中にこれらの事業で採算を取ることを目指す。
これまでは町産業課内に設立準備室が置かれ、昨年8月から室長を務めている小林篤司さん(34)とスタッフの計4人が町の嘱託や臨時の職員という立場で機構設立に向けた準備を推進。3月30日の機構発足と同時に小林さんが代表理事に就任、スタッフは機構の職員となった。事業は今後、機構が
担うことになり、12年度は国の「新しい公共」支援事業の補助金2千万円を運営費に充てる。
準備室が実証実験を重ねてきた宅配・回収事業では4月中にも、宅配する食料品や日用品などの仕入れ先を町外業者にも拡大し、ごみ排出量が少ない商品を取り入れる。町内の団体と協力しながら環境に配慮した商品作りも計画している。
再生可能エネルギー事業では、小水力発電などの電力事業に加え、二酸化炭素排出の削減につながる木質バイオマスを活用した熱エネルギーの普及に取り組む。具体的には、間伐材を活用したペレットを販売し、化石燃料を使った暖房設備からペレット・ストーブなどへの切り替えを促す。
小林さんは「農山村地域のトップモデルになるよう、目標意識を高めながら取り組んでいく」と話している。
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