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- ID:
- 23970
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0406
- 見出し:
- 低濃度セシウム汚染の「樹皮」の受入を東電が拒否!
- 新聞名:
- オトナの会社設立
- 元URL:
- http://www.otonano-kaisha.com/news_MTVpJKzXa.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 2012年4月3日、東京電力が木材業者からの樹皮受入れを拒否していることが、林野庁への電話取材によって明らかとなった。
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福島県、栃木県の木材業者が木材加工時に発生する「樹皮」を東京電力に引き取ってほしいと要請したが、この要請を東京電力は拒否したのである。
まず、林野庁への電話電話取材では東京電力は電力の安定供給を第一優先とするために、「樹皮」の受け入れを拒否したとのことであるとの説明があった。
電力の安定供給を第一優先とするために、なぜ低濃度セシウム汚染の樹皮の受入れを拒否しなければいけなかったのだろうか?
林野庁の方の話では、火力発電所の機械に入れたことのない「樹皮」を入れると安定供給に問題があるという説明を受けたとのことである。
樹皮を入れると機械が故障するということであろうか?だから安定供給のため、受入れは出来ないという言い分なのであろうか?
よく分からないので東京電力の広報に電話取材を試みた。
■電力供給が最優先!
取材の結果分かったことは、東京電力が受け入れを要請された火力発電所は福島県双葉郡広野町の「広野火力発電所」であるということである。
この発電所には、石炭灰を埋め立てる敷地が無く、焼却灰はリサイクル業者に回しているということである。
つまり、「放射性セシウム」が含まれた「樹皮」を混ぜて火力発電を行った場合、発生する焼却灰は放射性セシウムに汚染される。
その結果、焼却灰の引き取りをしてもらえなくなり、火力発電が止まってしまう。よって、電力の安定供給ができなくなるということである。
尚、広野発電所ではなく埋め立て敷地のある火力発電所を指定してきた場合、対応できるか?という質問に対しては広報の方では回答できないとのことであった。
ただ、今後は、木材業者、林野庁、東京電力とも解決に向け話し合いは続けていくとのことである。
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