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- ID:
-
23857
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0327
- 見出し:
- 熊野古道の一部通行止め解除
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元URL:
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/120327/wky12032702010004-n1.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 市職員ら修復
昨年９月の台風１２号による豪雨で山肌の岩が崩れ、通行止めとなっていた田辺市鮎川蕨尾（わらびお）地区の熊野古道中辺路ルートについて同市は２６日、復旧工事が終わり通行止めを解除したと発表した。
台風１２号の豪雨で山肌にあった直径約４メートルの岩などが崩れ落ち、下を通る幅８０センチ～１メートルの土道の熊野古道をふさいだ。岩はそのまま約４メートル下の富田川に転落したが、古道も延長約９メートルにわたって岩とともに完全に崩落した。
崩れた古道は世界遺産登録外の私道だが、付近の住民約１０世帯の生活道路ともなっていたことから、市大塔行政局と大塔観光協会の職員らがボランティアで復旧作業を実施。
車が通れない狭い道のため、すべて人力だけで石や土砂などを除去。長さ７・４メートル、幅約８０センチの間伐材で作った橋を設置し、人が歩いて通れるようにした。
豪雨被害後半年あまりで通行止めは解除されたが、市は「木橋なので歩行には十分気をつけて」と話している。
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