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- ID:
- 23846
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0326
- 見出し:
- 海岸防災林、津波に強い広葉樹混ぜ試験造成へ
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120325-OYT1T00549.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 東日本大震災で津波被害を受けた海岸防災林の再整備について、平野復興相は25日、宮城県庁で村井嘉浩県知事らと意見交換した際、「マツは津波に弱く、場所によっては被害が拡大した。津波に強い広葉樹の活用も併せてやっていく」と述べ、試験的に広葉樹を混ぜた防災林を造成する考えを示した
。
国は今年5月にも仙台市で試験的に植林を始める。
林野庁などによると、海岸防災林は岩手、宮城、福島の3県を中心に1718ヘクタールで被害が出た。津波の勢いを減衰させるなどの減災効果が確認された一方で、流された木が住宅などを壊し、被害を拡大させたケースもあった。
防災林はこれまで、塩害に強いクロマツなどの針葉樹を中心に植栽されているが、根が浅く水平方向に広がる性質があり、津波に弱いという難点があった。このため林野庁は、根が垂直方向に深く伸びる広葉樹の植林を検討。比較的塩害に強いとされるカシなどが候補に挙がっている。
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