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「古事の森」は現在、京都のほか奈良、茨城、北海道、和歌山、岐阜、愛媛、沖縄、岩手にもでき全国10カ所に広がっている。400年後には巨木に育ち、日本の文化財を守るために使われる。和平さんが込めた森づくりの願いも引き継がれていく。
- ID:
- 49373
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0106
- 見出し:
- 景気回復祈る、ちょんな始め式 熊野速玉大社
- 新聞・サイト名:
- 紀伊民報
- 元URL:
- http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=203255
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 和歌山県新宮市の熊野速玉大社で4日、新宮建築組合(倉谷敏信組合長)の仕事始め行事「ちょんな始め式」が厳かに営まれた。組合員26人が参列し、景気回復や作業の安全を祈った。
鎌倉時代に宮大工棟りょうの小野家が始めた儀式。明治時代に組合が引き継ぎ、昔通りにかぎ型の刃物「ちょんな」を使って営んでいる。ちょんな、墨つぼなど昔の大工道具は、大社でいまでも保管されている。
式は拝殿で営まれ、白装束にえぼし姿の清水洋行さん(64)、野中貞洋さん(62)、東直樹さん(39)の3人が、神前に置かれたヒノキの丸太(長さ4メートル、直径25センチ)を酒で清め、墨付けした後、「えい、えい」とちょんなを丸太に打ち込んだ。
倉谷組合長は「近年、建築業界は冷え込んでいるが、今年は今日の天気のように晴れやかになってほしい」と話した。
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