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- ID:
- 52425
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1219
- 見出し:
- 石巻の松に被災地への思い書き込む
- 新聞・サイト名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/278493
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東日本大震災の復興支援を考える学習会が18日、直方市の遠賀川水辺館であった。宮若市の元高校教諭澤田憲孝さん(67)が被災地の宮城県石巻市から持ち帰った松の丸太20+ 件を板にして配り、集まった市民が「力」や「笑顔」といった思い思いの励ましの言葉を書き込んだ。
松は、石巻湾の防風林として植えられ、津波の勢いを弱める役割を果たしたが、海水に浸った影響で枯れたという。澤田さんが、被災地に思いを寄せるきっかけにしてほしいと、数十枚の板に加工した。
松の板には「笑顔でいっぱいになりますように」「続けよう小さな力」といった将来への希望を込めたメッセージが並んだ。大みそかのたき火や新年のどんど焼きなど人が集まる場で参加者にそれぞれ燃やしてもらう予定で、澤田さんは「新しい年を迎えても被災した東北のことを考え続けてほしい」と話した。
学習会では、サツマイモやカボチャ、米などの身近な食材を誰でも食べられるように柔らかく煮込んだ「避難食」の作り方も紹介され、参加者が実際に料理して味わった。
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