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- ID:
- 52113
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1014
- 見出し:
- 西川津遺跡で30m以上の大溝
- 新聞・サイト名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111130007.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 島根県埋蔵文化財調査センター(松江市)は、弥生時代前期(約2300年前)の集落とみられる松江市西川津町の西川津遺跡で、約30メートル以上続く大溝を発掘した。センターは「集落を囲む壕(ほり)の可能性が高い」としている。
センターによると、大溝は長さ12メートル、幅約2メートル、深さ約0・8メートル。溝から大量の弥生土器や石器も出土した。2009年度に近くで見つかった同様の大溝とつながると推定、全長は約30メートル以上に及ぶとみている。
センターは「敵や動物の侵入を防ぐ目的で設けられたようだ。稲作が始まった時期の拠点集落だった」とみる。
県道の建設工事に伴い、07年度に朝酌川周辺の発掘調査を始め、本年度で終了する。5年間で延べ約2600平方メートルを調べ、国内最古の木製つぼ形容器や銅鐸(どうたく)の破片などを見つけた。
センターは13日午前10時半から現地で説明会を開く。発掘調査事務所=電話0852(67)3901。
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