v10.0
- ID:
- 51756
- 年度
- 2011
- 月日:
- 1003
- 見出し:
- ドングリ今年も凶作 クマ被害、注意喚起
- 新聞・サイト名:
- 神戸新聞
- 元URL:
- http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004515681.shtml
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 兵庫県森林100+
件動物研究センター(丹波市)は、今年秋のドングリ類の豊凶を調査し、総じて「凶作」とする結果をまとめた。「大凶作」だった昨年秋はツキノワグマの出没が相次ぎ、目撃・痕跡情報は2001年度以降で最多を記録した。今年も県内で2件の人身事故が起きており、同センターは注意を呼び掛けている。
豊凶調査は2007年に始まり、ブナ、コナラ、ミズナラについて、計242地点で調査。実の付き具合を4段階で評価し、豊凶を決めている。
県内は近年、豊作と凶作を隔年で繰り返していたが、2年連続で凶作の可能性が高まった。同センターによると、ブナは豊作だが、クマやイノシシが好んで食べるコナラの凶作が響いたという。
9月末現在、クマの目撃・痕跡件数は昨年の4分の1にとどまるが、人身被害は2件(昨年4件)発生。6月に新温泉町で渓流釣りの男性がクマにかまれて重傷を負ったほか、7月にはワナを点検していた猟友会の男性が襲われ軽傷を負った。
同センターの稲葉一明森林100+ 件動物専門員(52)は「山に入るときはラジオや鈴を携帯するなど注意をしてほしい」と話している。(阿部江利)
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