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研究所の萩原純・林産研究課長は「生鮮品だけでなく、県内の地域産品と組み合わせるなど、新たな付加価値も提案し、民間事業者との提携を実現させたい」と話している。
- ID:
- 51360
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0820
- 見出し:
- NHK朝ドラ「おひさま」ロケ地 観光客急増
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20110820-OYT8T00819.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のロケ地になった茨城県大子町上岡の旧上岡小学校を見学に訪れる観光客が急増している。
明治期に建てられた木造校舎は映画やドラマのロケ地として知られ、昨夏も1日平均約30人が訪れたが、今夏は多い日で600人以上が詰めかける人気ぶり。「教室の中も見たい」との要望に応え、校舎を所有する町は2001年の閉校後、初めて内部を開放するなど、かつてのにぎわいを取り戻している
。
旧上岡小学校は1879年(明治12年)に創立。89年(明治22年)に建築された現校舎は建築当時のままの姿が残されている。昭和中期には同町の上岡、山田両地区から200人以上の児童が通ったが、過疎化とともに2001年には全校児童が36人に減少。同年3月に閉校となった。校舎は取り壊され
る予定だったが、上岡、山田両地区の全259戸の住民が会員となって「上岡小跡地保存の会」を設立。財政難の町に代わって絵画教室の会場などに使いながら、ボランティアで清掃などを続けてきた。
校舎は、閉校から約1か月後、航空会社のCM撮影が行われたのをきっかけにロケの引き合いが相次ぎ、これまで年間6~7本、合計60本以上の作品の舞台となった。
「おひさま」の撮影が決まったのは昨年秋。11月には主人公・陽子の子供時代の撮影が行われ、運動会のシーンにはエキストラとして町民約30人が参加した。今年2月には、主人公が成長し、教師として教壇に立った場面も撮影された。
4月の放送開始後は、東日本大震災の自粛ムードもあって観光客は少なかったが、6月頃から徐々に増加。当初は校庭から外観を眺めるだけだった観光客から、「校舎の中も見せてほしい」という声も多く寄せられるようになり、町は11月末までの期間限定で開放を決めた。保存の会に案内役兼管理人を
委託し、袋田の滝から同校までの10か所に道順を示す案内板も設置した。
町企画観光課は「福島第一原発事故の風評被害などで町を訪れる観光客は減っている中、上岡小が町の新たな観光スポットとして親しんでもらえたら」と期待。保存の会事務局長の菊池輝雄さん(73)も「こんなに大勢の観光客が来るとは思わず驚いたが、喜んでもらえたらうれしい」と語る。
観光客は黒板の前で記念撮影をしたり、昔ながらの木製イスに腰掛けてみたりと思い思いに楽しんでいる。常陸大宮市の主婦菊池規子さん(39)は「番組のテロップでロケ地と知り、ぜひ来たかった。昔に戻ったようで懐かしいです」と喜んでいた。
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