v10.0
- ID:
- 50522
- >年度
- 2011
- >月日:
- 0523
- >見出し:
- 東日本大地震の津波で残った”奇跡”の一本松で松林復旧を
- >新聞・サイト名:
- 中央日報
- >元URL:
- http://japanese.joins.com/article/142/140142.html?servcode=A00§code=A00
- >写真・動画など:
- 【写真】
- >記事内容
- 「最後に残った1本の松からまた7万本の松林を再現する奇跡を起こそう」。
日本岩手県陸前高田市の住民が津波に唯一耐え残った松を活用し、松林を復旧することにしたと、読売新聞が22日報じた。
陸前高田の松林「高田松原」は3月11日に津波が押し寄せてくるまで、海辺の約2キロ区間に7万本の松が植えられた海岸名勝地だった。しかし津波のため松がすべてなぎ倒され、樹齢270-280年の松1本だけが残った。
地震で砂浜が削られ、松と海の距離はわずか10メートルに近づいている。波と土壌の塩気があまりにも強く、すぐにも枯死するかもしれない危機に直面しているのだ。
このため、この地域の森林総合研究所の林木育種センターが先月末、残った松の枝を5センチほど切り、他の松への接木を試みた。ここの責任者の春原武志氏は「もともと接木に最も適した時期は3月頃で、やや遅い感があるうえ、樹齢があるので成功するかどうかは分からない」とし「しかし陸前高田にある
松は‘復活’の象徴であるだけに、どんなことがあっても接木を成功させたい」と述べた。増殖に成功すれば3年後には松の子孫を100本ほど植えられると住民は期待している。
..