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- ID:
- 49446
- 年度
- 2011
- 月日:
- 0114
- 見出し:
- 出雲大社 檜皮葺き始まる
- 新聞・サイト名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110113-OYT8T00975.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 60年ぶりの大修造が行われている出雲大社(出雲市大社町)の本殿(国宝)で、大屋根に檜皮(ひわだ)を葺(ふ)く作業が始まり、13日、報道陣に公開された。
大屋根(約585平方メートル)は2009年秋に檜皮が取り外され、木材の修理や取り換えをしていた。檜皮葺きには専門の技術を持った葺師(ふきし)5、6人が当たる。
まず、周囲の軒部分に何重にも檜皮を積み重ねる作業を3月頃まで実施。重ねた檜皮の厚さは最大約90センチにもなるという。その後、屋根全体を約15~24センチの檜皮で覆い、重ねた檜皮の側面をちょうなで削り平らにするなど仕上げをし、年内にも作業を終える予定。
葺師たちは、水に浸した長さ約75センチの檜皮を厚さ3センチ程度に分け、金づちを振り下ろして、竹くぎで次々と屋根に打ち付けた。葺師の西裕之さん(52)は「やり直しがきかず緊張するが、参拝者が気持ちよくお参りできるよう慎重にしたい」と話していた。
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