v10.0
- ID:
- 49175
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1217
- 見出し:
- 町のジオラマ作製中 ときがわ・明覚小
- 新聞・サイト名:
- 埼玉新聞
- 元URL:
- http://www.saitama-np.co.jp/news12/16/04.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- ときがわ町立明覚小学校(荒井敏夫校長)特別支援学級「なかよし学級」の授業で、心身障害を持つ児童たちが協力し合って同町のジオラマ作りをしている。
同校の理科支援員・山岸信之さんが、町役場本庁舎入り口に1万分の1スケールのジオラマを作成したことが切っ掛け。田中恵子教頭が提案した。これまでも「児童に地域のことを知ってほしい」と、昨年の図工の授業で同町の主要産業の木材産業にちなんだ木くずのオブジェ作りを行ってきた。
児童の気持ちを量りに、指導教諭らが子どもたちを役場へ見学に連れて行くと、「作りたい」と大興奮。製作にはたくさんの工程があり大変なことを伝えたが、児童は気持ちを曲げなかったという。
山岸さんの協力も得て、完成後には児童の家の位置にステッカーをはることを目標に、役場のものより一回り小さい約1万4千分の1のスケールのジオラマ作りを始めた。
同学級の授業は、児童6人に対し山岸さんを含む4人が指導に当たっている。少人数のため、全員が実際に作業に取り組むことができる。学級担任の門馬達哉教諭と小島江里教諭は「たくさんの切っ掛け作りをして、児童の個性を引き出したい」と話す。
等高線を板にトレースすることや、それをカッターで切り抜くことなど、作業の中で得意なことを見つけた児童がいる。困っている仲間にさりげなくサポートをする児童の姿も見られ、ほほえましい光景に教員たちも喜んでいる。
年明けにはジオラマに色を付け始め、2月ごろに完成する予定という。
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