v10.0
- ID:
- 49179
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1217
- 見出し:
- 「視察旅行」続々
- 新聞・サイト名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001012160002
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 国際生物多様性年クロージングイベントが18、19日に金沢市で開かれるのにあわせ、海外の研究者や政府関係者に能登半島の里山・里海を体験してもらうエクスカーション(視察小旅行)が相次いで企画されている。10月の国連地球生きもの会議(生物多様性条約第10回締約国会議=COP10)でも好
評だった企画で、地元も「能登を知ってもらう好機」と力を入れる。
クロージングイベントに先立ち、14日から金沢大と総合地球環境学研究所が金沢市で開いた「森林をめぐる伝統知と文化に関する国際会議」。中国や韓国、イタリアなど国内外から約60人の研究者が集まり、15日まで里山の生物的・文化的な多様性をテーマに討議した。
参加者のうち約20人が16日から、2日間のエクスカーションに参加する。一行は千枚田や炭焼き工場などを視察。美しい棚田が広がる輪島市金蔵地区では、地元・正願寺の住職で金沢工大名誉教授の松原洋さん(東洋哲学)から、「能登人の木を育てる心」をテーマに講義を受ける。
松原住職は講義やもてなしの準備に追われつつ、「海外の方に、能登の奥深さを知っていただくのは地元としても喜び」と話す。
国や県などでつくるクロージングイベント開催実行委員会も20日、各国の政府関係者らを招いて輪島市や七尾市を巡るツアーを実施する。県企画課は「『SATOYAMA』を世界にアピールする一助になれば」と期待している。
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