v10.0
- ID:
- 49166
- 年度
- 2010
- 月日:
- 1216
- 見出し:
- 県産丸太を台湾へ初輸出 スギ2200本、需要開拓狙う
- 新聞・サイト名:
- 徳島新聞
- 元URL:
- http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/12/2010_129237592334.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 徳島県森林組合連合会(県森連)は、県産杉の丸太(原木)を24日に台湾へ試験輸出する。輸出作業の手順や販売ノウハウ、海外の木材53件需要などを探るのが目的で、丸太輸出は県内では初めて。
試験輸出するのは、那賀町内で10~12月に伐採された丸太約2200本(約160立方メートル)。直径は10~18センチで長さは3メートルと4メートルの2種類。県森連と外材輸入を手掛ける瀬崎林業(大阪市)が契約し、台湾の高雄港へ出荷する。主にくいなどの土木資材に使用されるという。
県によると、県森連が木頭森林組合や原木市場などを通じて集荷。徳島市内のマリンピア沖洲コンテナターミナルに搬入した。13日から採寸や検量、防疫検査などを行っている。16日からはコンテナへの積み込みを始め、24日に出荷する予定。
丸太の輸出は全国で2003年ごろから始まった。宮崎県や鹿児島県などで事例はあるが、毎年定期的に輸出している県はないという。全国では2009年、国内生産量1827万4千立方メートルのうち、0・2%に当たる3万8千立方メートルの丸太が輸出された。
県は次期林業対策として10年間で県産材消費量の倍増を目標に掲げている。県産材の新たな需要開拓を図るため、海外へ試験的に輸出を始める。今後は、中国やベトナム、韓国といった東アジアの価格動向や必要とされる材の種類などを調査する予定。
..